バター作りは「本当に美味しいバターを作りたい」との思いから、10年前より製造、販売をスタート。発酵バターはその後、数年かけてやっと納得のいく味になりました。
日本ではまだ認知度は低いのですがヨーロッパでは発酵バターが主流。普通のバターとは異なり、乳酸菌を加えて発酵させるので、芳醇な香りとコク、そして酸味がクセになる味わいです。山中牧場では殺菌、発酵、冷却、エージング(保持)に約2日間、3日目に昔ながらの製法の回転式バターチャーンでゆっくり時間をかけてバターを作っていきます。
どこかにぬくもりを感じるバターにしたいと思い、バターチャーンのローラーは木製にしました。また、容器にもこだわり、隣町小樽にある製缶工場の缶を使用。原料から容器までほぼ地元産にこだわった発酵バターが完成しました。
牛乳は、本来、牛が食べる牧草・飼料や環境によって味が変わるもの。それを原料にする発酵バターの味わいも変化するのが自然です。それもうちの発酵バターの個性として、その季節ごとの味わいを楽しんでいただきたいです。