日本の場合通常、牧場で作られた牛乳は、各地の系統農協に出荷され、そこで加工処理された後に、スーパーや小売店などに出荷されています。まさに大量消費ゆえの大量生産システムであり、その意味では必然的に形成された生産・消費体系であるといえます。
しかし、それが消費者のニーズのすべてではないはず。同時に生産者にとっても、効率のみ、あるいは量のみを追求する生産は必ずしも本意ではありません。「山中牧場」はこの画一的な生産体系から脱し、牛乳づくりから販売までのすべてを、一貫して行っている、いわば”こだわり牧場”。原料の生乳にこだわり、自然の味を引き出すための加工や製法にこだわり、宅配や手渡しの販売にこだわりながら、生産者と消費者双方が求める質の高い製品づくりを目指しています。