飼料はできるだけ牧草やデントコーンなどの天然のものとすること。搾乳は乳牛に無理をかけず、”出る量だけ”しぼること。加工は牧場内の自社工場で行い、殺菌は牛乳の風味を逃さない75度の低温殺菌とすること・・・・・・。おわかり頂けるでしょうか。私たちの牛乳づくりは、すべて自然がテーマ。人が自然の一部であるのならば、「食」も限りなく自然に近い方がおいしいと感じるに決まっています。
もちろんその分、手間もかかりますし、効率という意味では実に無駄の多い作業です。日持ちもしませんし、価格にしても市販の牛乳より割高にならざるを得ません。もちろん量産することも不可能です。でも、私たちの作りたい牛乳、自信を持って飲んで下さいといえる製品は、こうした手間や回り道の産物。どれかひとつが欠けても、それは山中牧場の牛乳ではなくなってしまうのです。
本来の味がするおいしい牛乳とはどんなものだろう?お客様のそんな声に、私たちはつくりたての一杯の牛乳で答え続けたいと思っています。